尿失禁には大きく分類すると、「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」
「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」「機能性尿失禁」の4つに分かれます。
その中の「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」の溢流とは
「あふれ流れること」を意味しますが、症状はその名のとおり、
パンパンにふくれた膀胱からまるでコップから水が溢れるように
尿が漏れる尿が溢れ出すため、溢流性尿失禁と呼ばれています。
溢流性尿失禁は、原因となる膀胱や尿道などに尿が出にくくなる病気、
排尿障害があります。
排尿障害になる方は男女で比較すると、前立腺に関わる病気が
男性の患者さんに多いことから、溢流性尿失禁の患者さんも
男性が多くなっています。
排尿障害になる疾患としては、前立腺肥大症、前立腺がん、
尿道狭窄(にょうどうきょうさく)などの尿道の抵抗が増して
引きおこされるもの、糖尿病のように膀胱の収縮不全により
引きおこされるものがあります。
また、脊髄損傷や骨盤内の手術を受けた人にも見られるようです。
このように溢流性尿失禁は、排尿困難が著しく尿が出にくく、
残った尿がじわじわ漏れだしてしまいます。
この残尿のために溢流性尿失禁が起きるので、
残尿を減らせれば尿失禁も治るということになります。
ですから、溢流性尿失禁の治療は、前立腺肥大症などの
尿が出にくくなっている原因の疾患そのものの治療が必要
になりますが、1日に3回~6回程度、定期的に柔らかい
カテーテルという管を尿道から膀胱に入れて、
その都度残尿を取り除く方法で、残尿をなくす処置法もあります。
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溢流性尿失禁の症状と原因
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