頻尿は、トイレに行ったばかりなのにまた尿意をもよおすもので、
1日の排尿回数が10回を超えるような症状です。
頻尿の原因は大きく分けると神経性の頻尿と、
病気による頻尿があります。
神経性頻尿は過去に強いストレスなどを受け、
緊張から尿意を感じてしまい、何度もトイレに行きたくなった経験を
したことがあると、その後も緊張する場面があると頻繁に尿意が
起きてしまったり、尿意を意識したとたんあまり尿が
溜まっていないのにもかかわらず、トイレに行きたくなってしまう
症状の頻尿です。
たとえば、人前でのスピーチ、受験やスポーツの試合での緊張、
あるいは電車や車などでトイレを我慢した経験があると、
その記憶がまた同じようなことになるのではないかという
恐怖心を生み尿意を生じさせてしまうというものです。
つまり、神経性頻尿は尿意以外特に自覚症状はなく、
尿自体にも問題ないので体の病気が原因ではなく、
ストレスや恐怖心などが引き金となって起こる頻尿なのです。
神経性頻尿は若い女性に多いようで、女性が膀胱炎に
なってしまった経験があると、その後神経性頻尿を
発症することがあるといいます。
神経性頻尿の症状としては、何かに集中しているときや、
夜寝ているときは頻尿の症状がおきないのが特徴です。
このため、尿検査や問診で夜間の頻尿の状態などを
チェックすれば、比較的診断がしやすいタイプの頻尿です。
このような神経性頻尿にならないためには、
過度に尿意を意識しすぎないことです。